&nbsp登山NO.0045 妙 高 山( 妙高山:2,454m ) 1998.10.19 登山


【妙高山登山記録】

【妙高山登山データ】


NO.45 妙高山登山記録


前日の運転で思いの外、早く燕温泉に着いた。水と静かな仮眠場所を求めて、赤倉スキー場の駐車場に車を止め、10時30分には眠りに就く。

5時45分、起床。サンドイッチで朝食を済ませ、燕温泉の駐車場に向かう。平日の早朝ということもあり、対向車もなく狭い道を一気に走り抜ける。駐車場には、登山目的とおぼしき車が2台。

6時30分に登山カードを提出して、バス停前を出発。早起きの温泉客がチラホラ起き出して、朝湯に向かっていく。登山道も最初は露天風呂への道と同じである。橋を渡ったところで、いよいよ山道になる。 麻平で惣滝への道を分け、麻平に出る。ここまでは大倉沢回りで登るか決め兼ねていたが道の様子で、左の天狗平経由のルートに自然と決まった。結果的にはこれは良い選択だった気がする。

最近の雨で水量の多い渓谷の水音を聞きながら、思いの外水気の多い足元を気にしながら登る。他に登山者は全くいない。紅葉まであと少しという山容を眺めながら、目を上げると妙高山の頂上の岩陵が迫ってくる。登山口の標高が1150mであるから、頂上までは1304mの登りである。これは、富士山に五合目から登るのに匹敵する高さである。沢の合流点を過ぎ、天狗平で一休み。これからがいよいよ鎖のある急場らしい。ここで今日始めて登山者と出会う。池の平からの道が眼下に見え、ぐんぐん高さを稼ぐ睡眠時間がたっぷり取れたせいか、体調がよい。あっけない感じで頂上の神社に着く。10時43分。戸隠、高妻、火打、斑尾、黒姫、飯綱の山々、更に後立山からつづく北アルプスを堪能できた。一人だけの山頂を楽しむ。カメラは持参していない。

三角点のあるもう一つの北峰に向かう。11時20分に下山開始。長助池、大倉沢のルートで下ることにしていたが、このルートが急な下りと、ルートが各所で荒れているのに驚く。黒沢池ヒュッテ泊りで妙高山に登る人が多いと聞いていたが、この登りは大層きついことだろう。長助池を過ぎて緩やかになったとおもったが、黄金清水の先で、大倉沢への道が新しく付け替えられたらしく、急な土崖をロープをたよりに下ることを繰り返す。登りで稼いだ時間をどんどん吐き出して、下山予定時間を過ぎてしまった。

大倉沢でたっぷり休養し、最後の道を一気に下る。麻平で登りの道と合流する。帰りには惣滝に寄るつもりだったが、疲れがひどく諦める。バス停には15時01分着。8時間31分の山歩きであった。赤倉温泉の大露天風呂でゆっくりと疲れをとり、帰路についた。長い一日、天気に恵まれて、暑からず、寒からずの秋の登山を堪能した長い一日であった。


妙 高 山 登 山 デ ー タ
上記登山のデータ 登山日:1998.10.19 天候:晴 単独行
登山路:燕温泉バス停6:30−麻平7:03-7:10−北地獄谷合流8:00-8:10−天狗平8:57-9:10−鎖場下10:43-11:07−南峰頂上10:43-11:07−北嶺三角点11:13-11:20−長助池分岐12:20−長助池12:35−芝沢12:57-13:02−黄金清水13:21−大倉沢13:55-14:15−麻平14:32−燕温泉15:01
交通往路:前日、溝の口14:00−(車(関越、上信越、練馬−小諸))−赤倉スキー場駐車場21:45(車中泊)−燕温泉駐車場6:10
交通復路:燕温泉15:20−(車)−赤倉温泉(入浴)16:10−(車(関越、上信越、松井田−練馬))−溝の口21:45
温 泉:赤倉温泉
その他:全行程8H31M、歩行6H45M、休憩1H46M、Map7H10M