午前9時30分、石鎚山から下山し、シャツを着替えそのまま瓶ヶ森の駐車場へバスで向かう。途中、ガスが晴れてきてが瓶ヶ森や回りの山々が見えてきた。喜んだのも束の間、これは強風のためガスが飛ばされている為で、実際登山を始めると秒速25m程度の強風で頬に当たる雨粒が痛い。下手をすると眼鏡もとばされそうな強風である。そんな中、14人は口数も少なくただ黙々と山頂を目指す。回りは広々とした笹原で、キャンプや家族連れのハイキングに絶好の山なのに。地図で見ると瓶ヶ森の女山は、高知県と愛媛県の県境に位置している。もしそれが正しければ瓶ヶ森が高知県の最高点になるのだが、山の手帳での記憶にはない。確か三嶺が高知県の最高点だったと思ったがもしもの事があると行けないので、悪天にも拘わらず是非とも登っておかなければならない。ようよう山頂について見ると確かに一等三角点があったが、高知県最高点を示す物はないし、また県境らしき標識もない。取りあえず写真を撮ってから男山を経由して下山する。駐車場は水浸しであった。 後日談−川崎に帰って早速高知県の最高点を調べるた。−−やはり三嶺であった。これは山の手帳ではなく、国土地理院のホームページで確認したものだから間違いない。おまけに、山の手帳に書いてあるのは、各都道府県の最高峰であり、最高点ではないということを発見した。都道府県の最高地点という国土地理院のホームページとは次の府県で一致していなかった。 秋田県、福井県、大阪府、長崎県 秋田県、鳥海山の東側山麓、北緯39°05′34″東経140°04′07″ 福井県、三の峰主峰の南側、北緯36°04′58″東経136°45′29″ 大阪府、金剛山主峰の東南、北緯34°24′38″東経135°40′49″ 長崎県、平成新山、北緯32°45′29″東経130°18′04″ 三角点記録: 瓶ヶ森−1等三角点亀ケ森 |
上記登山のデータ | 登山日:1999.5.24 | 天候:暴風雨 | 14名のツアー山行 | 前日泊、石鎚山登山後 |
登山路:瓶ヶ森駐車場−女山−男山−瓶ヶ森駐車場 | ||||
交通往路:(バス)土小屋−瓶が森林道−瓶が森駐車場 | ||||
交通復路:(バス)土小屋−石鎚スカイライン−K12−R494−K212−R33−松山、道後温泉−松山空港−(飛行機)−羽田−(バス)−川崎−(南武線)−武蔵溝の口 | ||||
その他:毎日旅行のツアー、剣山、石鎚山コース。 |