前から、志賀草津道路を通る度に何度も登ろうとした山であるが、いつも天気に恵まれずに延び延びになっていた。今日は本白根山に登ったついでではあるが絶好の天気である。うまくすれば案内の通り、日本海まで見られるかもしれない。渋峠の駐車場に着くと、結構雪があり、ゲレンデに残った雪でスキーをしている人もいる。リフトは運行していなかった。ゲレンデを直登するのも憚られたので、地図にある頂上ヒュッテへの道を歩く事にした。他には登山者はいない。広い道を左回りで登っていくと、山頂近くに林立するアンテナ群が迫ってきた。さらに登ると、「のぞき」からのスカイレーターの終点と、横手山の山頂ヒュッテに着く。確かここのヒュッテの名物があったはずだが思い出せない。帰りに寄って確かめる事にする。
リフトの脇から山頂への道が鳥居をくぐって伸びている。山頂まで234歩とある。早速歩測で確認。途中雪が残っていて踏み抜きそうになる。あとは多少の水溜まりがあるが、山頂まですぐである。歩測は95%以上の精度であっていた。北以外の方向の展望は素晴らしい。やはり晴れていると色彩が鮮やかである。特にこの季節は新緑の中に残雪の白が斑模様に見事なコントラントを描き出している。北側はここからは展望はなく、ヒュッテまで戻る必要があった。なお山頂は2等三角点である。ヒュッテに戻り、レストランに入る。スカイレーターで登ってきた客でほぼ満席の盛況である。メニューを見ると、ボルシチ1300円、そして焼き立てのパンが自由に採れるようになっている。パンは焼き直している時で丁度1個残っていた。アイスミルクとで550円也。テラスに出て地図を元に山座同定を楽しむ。北アルプス、後立山連峰が白く輝いていた。残念ながら日本海と佐渡島は特定できなかった。
帰りは、リフトに沿ってゲレンデを真っ直ぐ渋峠に下った。思いの外ぬかるんでなく、歩きやすかった。
三角点記録:横手山−2等三角点横手山
上記登山のデータ | 登山日:1999.5.30 | 天候:快晴 | 単独行 | (本白根山下山後登山)日帰り |
登山路:渋峠12:45−横手山山頂ヒュッテ−山頂−山頂ヒュッテ−リフト−13:54渋峠 | ||||
交通往路:万座温泉バスターミナルから−渋峠 | ||||
交通復路:渋峠13:54−R292−長野原−R145−渋川伊香保IC−関越道−大泉IC−環八−溝の口19:05 |