&nbsp登山NO.1999-4 明 神 ヶ 岳( 明神ヶ岳:1,432m ) 1999.04.10登山


 
【明神ヶ岳登山記録】

【明神ヶ岳登山データ】


NO.1999-4 明神ヶ岳登山記録


「勝手に神奈川二十五名山」が意識され、また出かける事になった。これが二十一番目になる。天気予報は、曇り後雨であったが、降り出すのが午後遅くなることを期待して出かけた。なにせ年間目標達成の為にはこの辺で休んでいるわけには行かない。登戸から小田原へ、そして久し振りの大雄山線。終点の大雄山駅や駅前、そして隣のバスターミナルがすべて新しくなっているのにびっくりさせられる。道了尊までのバスは快適に、ハイキング客を10人程乗せて進む。

バス停に案内板がなく、地図を見たがいまいち道が分からない。他の人に釣られて、大乗寺の参道を進む。寺の境内に入っても寺の案内板には、登山路は書かれていない。不安がよぎる。地図を見直してみると、なんとなくバス停の所から左に登山道があるように見える。ガイドブックがあれば簡単にわかったはずなのに。

バス停まで別の参道を戻って、お店の人に聞くと、やはり登山路は境内まで行き、大きな下駄のある場所から左に橋を渡ったとこにあるという。何という事か。また同じ道を戻る羽目になるとは。確かにさっき戻り始めたすぐ近くに下駄があった。もうちょっと余裕を持って観察すれば気がついたのに。約15分のロスである。

登山路は杉の根が露出していたり、雨でえぐられていたりしていたが、柔らかい土の感触を確かめながら登る事が出来る。林道を2本、横切り、見晴らし小屋かを経て暫く行くと、広けたオープンに出る。朽ち果てたリフトの塔があり、昔何らかの施設だったと思われる。まさかここにスキー場とも思えないが、グラススキー場でもあったのだろうか。ゲレンデとも思われるカヤトの草原の途中で雨が降り始める。地図を見るとまだ登りの半分といったところである。あっというまに雨は本降りとなり、見えていた明神ケ岳も霞んで見えなくなってしまった。途中、家族連れに追いつく。諦めて戻ろうか思案している様子。こちらは決行である。どうも家族連れは戻ったようだった。やがて森林地帯に入り、道もなだらかな巻道になる。雨も凌ぎやすい。

尾根道に出ると、遮るものもなく雨が箱根側から吹き付ける。足元も細かい砂利の急坂になり滑りやすい。気温も一気に低下して、軍手がないと手が悴んでしまう。突然目の前が開けるとそこは頂上であった。だが生憎の霧や雨で全く展望はきかない。そんな中、ハイキングの小学生ぐらいの15名程度の団体が寒さや雨と戦っていた。

弁当もそこそこに急いで下山を開始する。当初予定していた、明星ヶ岳は諦めムードである。スパッツを雨除けでは、ズボンが濡れ始めたので、上下とも雨具を付ける。明星ヶ岳との分岐では未練があったが、宮城野へ降りることにする。下りはこれといった印象もないが、林道を過ぎて、別荘地に入ってからは、別荘の石垣の裏のドブのような道で気持ちの良いものではなかった。これが結構長いのも閉口した。

宮城野に着いて、温泉会館とも思ったが、大勢の登山の団体に先行されてしまったので行く気にならなかった。近くの駐車場で着替え、すっきりした気分でバスを待つ事、4分。ほぼ満席の車内で一番後ろに席を取れた。お客の85%は登山客であったが、途中の塔の沢や湯元入口で殆ど降りてしまった。一泊二日のスケジュールなのだろうか。でも明日も雨の予報である。

三角点記録: 明神ケ岳−3等三角点明神ケ岳


明 神 ヶ 岳 登 山 デ ー タ
上記登山のデータ 登山日:1999.04.10 天候:曇り後雨 単独行 公共交通機関、日帰り
登山路:道了尊バス停9:26−登山道入口9:43−11:43山頂11:54−12:32明星ヶ岳分岐−13:20宮城野
交通往路:溝の口7:05−7:13登戸7:21−8:34小田原8:48−9:09大雄山9:18−9:26道了尊
交通復路:宮城野支所前13:31−13:50箱根湯本13:58−15:15登戸−溝口

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