霧島山の項から続く。
指宿国民休暇村を7時45分に出発。途中、池田湖畔で休憩。さらに開聞神社に参拝。いずれも開門岳のながめが良く、フォトスポットとして最適である。登山口の駐車場に8時35分着。45分に登山開始。天気は晴れ、気温も10度以上あり、暖かい。
グラススキー場の脇を登ると、二合目の標識があり、ここから樹林帯のなかの登山道になる。
ここまでは、正面には開聞岳が常に見えており、こちらから見る開聞岳は、二重式円錐火山の特徴をよく表していて、外輪山壁から上の二次噴火で盛り上がった部分がはっきり区別できる。
登山口から松林の中を進み、暫く進むと林道と出合う。ここが二・五合目である。南九州自然歩道の工事の看板があったがわざわざ工事までして作らないでほしい。林道をそのまま横切ってまっすぐ進み、後は一本道という、ガレた急坂を登っていく。道は山腹を螺旋状に右回りして約540度回れば山頂に着くことになっている。
七合目を過ぎると岩がゴロゴロした道となり、少し歩きにくくなるが、景色は断然良くなっていく。
八合目を過ぎ、灌木帯を抜けると展望が開ける。ロープのある岩を過ぎるともう頂上が目の前である。
頂上は、大きな岩がゴロゴロしており、その間に一等三角点が隠れるようにあった。一番高い岩に登ると東、北、西の三方が目の前に広がる。南の方は潅木帯が少し続いている。
朝、寄ってきた池田湖や頴娃方面がよく見え、海岸線の作り出す形が、空中写真かのようにくっきりと描かれている。
快晴というわけにはいかず、屋久島や霧島山などは、霞んでいて確認することが出来ない。
記念撮影の後、11時45分に下山開始。殆ど休みを必要とせずに13時35分に駐車場に着く。
バスで休暇村に戻り、遅い昼食と、温泉に入る。この辺がパックツアー登山の便利なところである。
百名山の丁度半分、50座を達成した満足感に浸りながら、温泉で暖まった。
上記登山のデータ | 登山日:1998.12.10 | 天候:晴れ | ツアー(47名) | 前日泊 |
登山路開聞岳登山口〜九合目〜開聞岳〜九合目〜開聞岳登山口 | ||||
交通往路指宿国民休暇村−(貸切りバス)−開門岳登山口駐車場 | ||||
交通復路開門岳登山口駐車場−(貸切りバス)−鹿児島空港−(JAS)−羽田空港−(バス)−川崎−(南武線)−溝の口 | ||||
その他:12月09日霧島山登山後、指宿国民休暇村へ移動。翌10日開聞岳登山。 |