登山NO.1999-18 本 白 根 山( 2,147m ) 1999.5.30登山


【本白根山記録】

【本白根山登山データ】


NO.1999-18 本白根山登山記録

前回、家内と登った時、道標が明確でなく、本白根山探勝道最高点を目的地と勘違いして引き返してしまった曰く付きの山である。その後、Tagami氏のホームページや他の百名山記録を見ると明らかに山頂(三角点)には到達していない事が明白となった。そのための記録の訂正に余計な時間を強いられたりもした。他の人も結構この件でトラブルを起こしているようである。 ここには、1996年9月23日に本白根山探勝道最高点に登った記録も併記しておくことにする。

草津白根山は白根山、逢ノ峰、本白根山で構成されている。このうち、白根山は立ち入りを禁止されているので中腹までしか登れない。また本白根山は最高地点は2171mであるが、そこには道がなく、登れない。通常は1247mの三角点峰を頂上としている。

前回未達であった本白根山三角点峰を今日は、万座温泉からの自然歩道から登ることにした。何せ前と同じ道では詰まらないし、前回の失敗の悔しさを思い出したくなかった。車で草津温泉、白根山火口と過ぎ、万座温泉への道を下る。温泉の建物群が眼下に見えてくると共に、反対側の本白根山の山腹に続く木道をはっきりと臨む事が出来た。万座バスターミナルと書かれた建物の隣の広い土の空き地状の所に車を停める。この広場の南東の縁に「本白根自然歩道」の大きな木の標識が立っているので間違いようがない。

歩きはじめると、一寸急な所や滑りそうな場所は、木道や、木の梯子、木の階段となっていて、白根山の方と同様、ハイヒールでも登れるかのように実に良く、過剰整備されている。また頻繁にベンチが用意されていて休憩も自在に取れる。残雪はほとんどなかった。実際登山道には3個所だけ雪の固まりが残っているだけであった。途中、本白根山が目の前に見えるピークを過ぎ、階段を一気に25m下る以外は一方的になだらかに登り続ける。そろそろ山頂かという時、ロープで進入が制限されている分岐の場所に道標があったが通過した。そのまま進むと前回引き返した探勝道最高点に着いてしまった。三角点への道がないかと回りを歩き回ったが見つからない。白根火口から来たと思われる登山者もその辺で休んでいる。何という事だ。2度目の挑戦でも山頂が見つからないなんて。厭な予感がしたが、僅かな可能性を求めて、また兎に角三角点頂と思われる場所に強引に登ろうと、いま登ってきた道を引き返す。すると先ほどロープのあった分岐から三角点頂に向かって道があるのを見つける事ができた。立ち入り禁止はガスの発生に対する警告でこの道の通行を禁止しているのか明確ではなかった。特に問題が見つからないので、進んでいくと。ハイ松の枝が道をさえぎるように伸びていて、この道があまり歩かれていない事がわかる。緩やかに登っていくと最高点と思しき所に、三角点標石があり、貧弱な木の札に本白根山2△2146.9mと書かれていた。ようやく目的地に着いた。360度の展望があり、横手山、四阿山、浅間山が一望できる。前に登った時はガスで視界がなかってことを思えば今日は最高である。

食事をし、分岐まで戻ると4人連れのパーティが休んでいて、私が下りてきた道が行けるのかどうか聞いてきた。問題ない旨告げると嬉しそうに登っていった。この他にこの道を目指した登山者が他にいたのか気になる。以前私が体験したと同様の悔しい思いを今でも多くの登山者がしている気がしてならなかった。禁止なら禁止と明示すべきだし、いまもって関係者の対応が良くわからない。

三角点記録:白根山−2等三角点白根山


本 白 根 山 登 山 デ ー タ

上記登山のデータ 登山日:1999.5.30 天候:快晴 単独行 日帰り
登山路:万座バスターミナル脇広場9:39−本白根山遊歩道最高点11:20−三角点峰分岐11:25−11:07本白根山三角点峰11:27−11:32三角点峰分岐−12:25バスターミナル
交通往路:溝の口5:50−環八−大泉IC6:33−関越道−長野道−妙義松井田IC−碓井バイパス−R146−R292−万座温泉バスターミナル
交通復路:万座温泉バスターミナル−12:45渋峠(横手山登山)13:54−R292−長野原−R145−渋川伊香保IC−関越道−大泉IC−環八−溝の口19:05

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