阿蘇に来たのはこれが3回目である。最初は高校の修学旅行。2回目はオリエンテーリング九州大会である。いずれも最高峰の高岳には登っていない。今回、宮之浦岳を除く、九州の残りの3山を連続登山することになり、10月初めに計画を立てた。航空券は早割りで40%引きの往復33000円、レンタカーもインターネットで予約し、10%OFFで23700円、宿泊は休暇村南阿蘇に2泊、特別料理で約23000円。合計約80000円となった。グループやパックならレンタカー代がより安くなり、宿泊もクーポンの利用が可能である。1山当たり25000円以上は少し高すぎるが九州なのでしかたないといったところか。
天気予報では初日の阿蘇が雨の心配があったが、予想通り降られてしまった。11時6分に仙酔峡駐車場を出発。登山者は月曜という事で6、7人と言ったところ。仙酔峡に取付く部分で一部、道が不明瞭であったがそれ以外は黄色のペンキで要所、要所を誘導してある。それ以外の部分は、まったくの岩のガレ場の登山路でどこを登っても問題ないといった感じである。12時32分に稜線に着く。左に行く高岳東峰500mとあったが、気温も低く寒さを感じるので、今後のことを考えて自重した。高岳頂上は3等三角点であったが、北風が強く岩陰で天候回復を待ったが、久住、祖母、霧島の展望はできなかった。下りはルートが分かり難いところがあり、どうも遠回りしたようだ。中岳に着くと、中央火口が見えてきて、阿蘇独特の荒々しい火山活動を目の当たりにすることができた。火口壁の展望台を経由して、ロープウェイ駅の手前から下山道に進む。お客が少ない事もあってか、ロープウェイの運転間隔がまばらなようである。下山に26分かかったが、その間一度もロープウェイに抜かれなかった。静かな登山であった。時間に余裕があったが宿舎に直行する事にした。
阿蘇は全体が火山のピークである。至る所に火口や火口壁、ピークがあり、山としての形は大きすぎて遠くからしか見えない。根子岳は本当にピークの頭の部分が吹き飛ばされている。
阿蘇五岳:高岳、根子岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳
三角点記録: 高岳−3等三角点高岳
上記登山のデータ | 登山日:1999.11.08 | 天候:雨後曇り | 単独行 | 当日、川崎出、下山後宿泊 |
登山路:仙酔峡−花酔橋−仙酔峠−高岳火口壁−−高岳−中岳−展望台−火口東駅−遊歩道−仙酔峡 | ||||
交通往路:武蔵溝の口−(JR)−川崎−(京急バス)−羽田空港−(ANA)−熊本空港−(レンタカー)−仙酔峡 | ||||
交通復路:仙酔峡−休暇村南阿蘇(宿泊) |