昨日は、大雨のため、予定していた笹ヶ峰と伊予富士を断念せざるを得なかった。今日も瓶が森林道は濃霧、霧雨で視界が10m足らずで運転に支障がでる寸前であった。それでも瓶が森に登っていく名古屋の4人パーティには参った。天気の回復を待ってのドライブの後、早明浦ダムから池田町を通り、貞光方面へ向った。時間的にはまだ龍王山には登れそうである。
登山口までのルートは池田町の本屋で立ち読みした「四国の山」で確認してあるが、些か心配であった。美馬から県道7号を北上し、県境を超え、香川県側へ下る。心配したキャンプ場への分岐にははっきりとした標識があり問題ない。そこから細い路をキャンプ場の管理棟まで登りつめる。山頂までは往復2:00程度の予想である。歩き始めた途端、のっけからバンガローの手前にある登山道の標識を理解できず、ルートを間違える。しかしあとは一本道で、合目標識も設置されている。約30分で讃岐龍王山と阿波龍王山の分岐に至る。ここから左手に木で階段状に作られた新しい急な登り道ができていて、上り詰めると讃岐龍王山頂であった。しかしここは1050mで本来の龍王山ではない。わざわざ讃岐龍王山と言っているには何らかのいわれがあるのだろうがよく分からない。山頂手前には巻き道らしき以前からの道があったがどこに下るのか分からないので引き返す。分岐から一旦下り、鞍部に着く。ここにやや広めの先ほどの道が合流してきていた。丸太で整備され直した登山道を進み、電波塔の脇を過ぎれば、龍王山の頂上はすぐである。そのままでは展望はあまりないが、それを補うかのように展望台が作られている。電波塔まで農道から分かれた舗装道路が作られていて、徳島側からは車で登って来られるようである。すっきりした晴れ間ではないので剣山は望めなかった。帰路は一気に30分もあれば下ることができる。途中誰一人とも会う事は無かった。キャンプ場の管理棟はログハウスでまだ建てられて数年しか経っていないようである。キャンピングカーで来るには途中の道が狭すぎるように思える。
下山後は、剣への途中に有る温泉に入り、明日の目的である三嶺の登山口となる三嶺林道の終点を目指す。R438、R439、そして三嶺林道のドライブは濃霧もあり、緊張感のあるものとなった。夜中の林道はどうしても路肩がわからず細く感じてしまう。19:21に着いた。
三角点記録: 竜王山−4等三角点阿波竜王
上記登山のデータ | 登山日:2001.5.3 | 天候:曇り | 単独行 | 前日車中泊 |
登山路:キャンプ場管理棟13:28−分岐−14:05讃岐龍王山14:25−14:31分岐−14:47龍王山−分岐14:58−15:19キャンプ場管理棟 | ||||
交通往路:道の駅木の香−(R194)(瓶が森林道)(吉野川林道)(R194)(R?)(R32)(R192)(県道7)−キャンプ場 | ||||
交通復路:キャンプ場−(県道7)(R192)(R438)−温泉−(R438)(R439)(三嶺林道)−林道終点:車中泊 | ||||