昨年xは締め切りを過ぎてしまい、参加できなかった。今年もあやうく定員オーバーで切られるところであった。6000人でカットというのに、私のエントリー番号は61xxであった。42.195Kmを絶対に走らずに歩ききるというのは、体力よりも気力との戦いである。その点、下見よりも大会の方がモチベーションを維持しやすい。
なるべく早くスタートしたいので、前日は川越に泊まる。ビジネスホテル6,500円。1階に24時間営業のコンビニもあり、翌日の食料調達のメドもついた。ただ問題は天気である。2、3日前から日曜は曇りのち雨、降水確率40%の予報が出ている。一応雨は覚悟ということで、雨具としてヤッケ上下、折り畳み傘は持ってきている。できるだけ荷物を増やしたくないので悩ましい。靴は完全な雨ならば軽登山靴にするのだが重いのが辛い。そこで遅い降り出しを期待してスニーカー程度で済ます代わりに、足首保護の為にテーピングを久しぶりにしてカバーする。幸い夜の天気予報では15時頃から降り出すとのこと。これならうまくすれば降り出す前にゴールできるかも知れない。 4時半に起きて、朝食。身支度を整え、食糧としていなり寿司とおにぎりを買う。駅に向う道にはすでに大会参加者の姿がちらほら。ホームは大会参加者だらけ。始発でこの始末なのだから、遅い電車ではさぞ大変なことだろう。ほぼ満席の電車が小川町に着くともう駅の階段は渋滞している。そのまま流れに乗って駅前に向うと、受け付けがいっぱいなため、手前で待たされる。始発できたのにすでに前泊した人などのために5時過ぎに受付を開始したとのことだった。参加証と引き換えに、地図、チェックカード、タオル...などの入ったパッケージを受け取る。チェックカードへの記入もそこそこに早速スタートする。6時1分。すでに数百人から千人近くがスタートしているようだ。頭の中は官ノ倉山の鎖り場をいかに渋滞することなく通過できるかだけを考えている。とりあえずそこまでにできるだけ抜いておくことが肝要である。前に行けば行くほど健脚の人ばかりとなり、流れに乗って歩けるからである。 以下省略。天気予報に反して8時前からポツポツと降り出してきたではないか。何てことだ。午後になると本格的な雨となり、ほぼ全身濡れ鼠状態。足元は滑りやすくなり、下りでは慎重に下る必要があり、ちょっとでも油断すればすべってお尻は泥だらけと成る。何人もの滑った人を見ながら、幸い私は無事に下ってくることができた。山登りでも感じることだが、私は他の人に較べ、下りが得意なようである。 以下省略。寄居駅手前の旧役場跡のゴールへは14:40に着くことができた。47番目の到着とのことである。抜かれたのは明かに走っている人が殆どで、歩きながら抜かれたのは5人以下であった。また先にコールした人の多くは6時前のスタートであることがわかった。予定よりも早くゴールできたが、最後の10Kmは本当にきつい。ただただ舗装道路を下って行くので、走ったほうがどんなに楽なことか。 家に帰ってから、コースの分析をしてみて驚いた。登りの合計はなんと1939mもあるのである。これは3000m級の山に登るよりも多いといえる。 また参加するか? 歩くという点では記録的な興味は少なく、何回も参加する楽しみは薄い。個人の体力を知っておくために役に立つ。ただ好天の時にもう一度とチャレンジしてみたい。そして渋滞が無ければどの程度まで時間を短縮できるのか調べてみたい。 食事の記録:途中では歩きながらカロリーメイトを食べる。おにぎり1個を途中で食べたが、いなり寿しは食べなかった。特別に食事のための休憩はとらなかった。飲み物は750ccのBAAM、爽健美茶500ccを持参したが、BAAMが200cc余った。雨のため喉の渇きは感じなかったが、もっと水分は補給するようにしなければいけない。 |
上記大会のデータ | 登山日:2002.04.21 | 天候:曇りのち雨 | 大会参加 | 公共交通機関、前泊−川越 |
登山路:小川町6:01−官ノ倉山CP7:05−和紙センター−笠山CP9:33−堂平山CP10:04−剣ヶ峰CP10:12−白石峠−定峰峠−大霧山CP11:50−皇鈴山CP12:55−登谷山CP13:12−寄居町役場跡ゴール14:40 | ||||
交通往路:武蔵溝ノ口−府中本町−北朝霞−朝霞台−川越(泊)−小川町 | ||||
交通復路 :寄居−朝霞台−北朝霞−府中本町−武蔵溝ノ口 |