登山NO.2007-20聖岳、上河内岳、茶臼岳(3013m,2803m,2604m) 2007.09.09-12登山


 
左から:小聖岳からの聖岳、聖岳山頂(以上9/11)、畑薙第一ダムからの茶臼岳と上河内岳(9/12)
、上河内岳にて

【聖岳、上河内岳、茶臼岳記録】
聖岳、上河内岳、茶臼岳 データ】


NO.2007-20 聖岳、上河内岳、茶臼岳 記録
台風9号の通過を待って、待望の百名山100座目となる聖岳登山に出発する。事前の週間予報では晴れや曇りの予想が出ていた。

今年の台風4号のため、畑薙第一ダムとその下の登山者用夏季臨時駐車場の間の道路が崩壊しているため、この間を歩課なければならない。東海フォレストの送迎バスはダムの西詰から出発する。15:00のバスの客は9人、そしてこの9人だけがその日の椹島ロッジの泊り客であった。定員4人の相部屋は私一人の専用だった。一人部屋をプラス千円で用意できますと受付で言われたがその必要は無かった。このロッジは風呂があるので下山時に寄るには嬉しい。

夜半が雨、翌日の朝もすごい雨。漸く少し小降りとなった6:30、バスで聖岳登山口まで送ってもらう。同宿の8人は皆、千枚小屋に向かったので、聖岳へは私一人だった。最初の300mの急登の終わるころには雨も止み始め、そのうち薄日も射してきた。助かる。このルートは急登と緩い山道が交互に繰り返される。気分が変わるのと、疲れを回復するのに都合がよい。ただ小屋の標高と同じ2300mまで登った後、小屋が見えてからが長い。メインの聖沢の脇沢を横切るのに何度も上り下りを繰り返すからである。

昼前に聖平小屋に着き、昼食を取る。天気はだいぶ前から青空が出て、聖岳もその雄姿を見せていた。これから聖岳を往復するには、3時間半は掛かりそうなので、今日の登頂は断念する。3時頃から雨が降り出したことを思えばこの判断は間違っては居なかった。

小屋の同宿者は全部で21名。埼玉の男性一名、京都からの二人連れの男性、それと鳥取からの団体17名。全員翌朝聖岳を目指す。

翌朝、天気は曇り。5時過ぎ小屋を出て、7時前に山頂に立つ。途中でパスした鳥取の団体と登頂を祝う。メンバーの一人でこれが90座目という女性と記念撮影。登山途中から西風が寒く、急速にガスッて来、記念撮影の間に雨に変わった。予定していた奥聖岳(三角点峰)の登山は諦め、早々に下山を開始する。下山時、後発の男性3名とそれぞれすれ違う。下山途中も時折降る雨でレインウェアのお世話になる。

今日の目的地、茶臼小屋に向けて、8時半過ぎ、聖平小屋を後にする。途中、二百名山の上河内岳、三百名山の茶臼岳に寄る。最初の南岳への登りが思いのほかきつく、予定より早く足に疲れを覚える。天気が好ければ素晴らしい展望が期待できる稜線のルートなのにガスが濃く残念な天気だ。奇岩のところで特大おにぎり1個の昼食。茶臼岳が近づくころには雨が酷くなり、視界も失われる。茶臼小屋への分岐に荷物をデポし、足早に茶臼岳を往復する。山頂は岩がゴロゴロしていて落着く場所が無い。セルフタイマーでの写真を撮るのにも苦労する。

大雨の中を分岐から下りね茶臼小屋で受付をしていると、光小屋に行く予定だった京都の二人連れが小屋に降りてきた。その二時間ほど後に埼玉の男性も小屋入り。結局前夜と同じメンバーで再び泊まることになった。

夕方、一時雨が止んだものの、深夜から台風並みの強風と雨。寝ていた場所に雨漏りが始まり、夜中に移動する羽目になった。朝になっても雨は止まず、5時までに朝食を終えたものの全員足止め。出発したのは結局、雨が上がった八時過ぎであった。

午後1時過ぎ、駐車場に着き、今回の記念登山が終わった。
白樺荘の無料の温泉、赤石温泉に入り、さっぱりしてから、7時からのサッカーをテレビで観るために帰宅を急いだ。

聖岳、上河内岳、茶臼岳 デ ー タ
上記登山のデータ 登山日:2007.09.09-12 天候:  1日目 晴
      2日目 雨のち晴のち雨
      3日目 曇り時々雨のち雨
      4日目 雨のち晴れ
単独行 3泊4日、小屋泊まり山行
行程
1日目:畑薙第一ダム下駐車場14:10−14:35畑薙第一ダム西側15:05−(東海フォレスト送迎バス)−16:00椹島ロッジ(宿泊)
2日目:椹島ロッジ6:27−(送迎バス)−聖岳登山口6:37−6:50休憩(1270m)7:01−7:09出会所小屋跡−7:12休憩(1370m)7:15−7:20聖沢側回り込み−7:47聖沢吊橋−7:52休憩(1400m)8:00−8:30休憩(1625m)8:36−造林小屋跡8:53−9:13休憩(1865m)9:27−水場9:59−10:31休憩(2130m)10:37−11:01岩頭展望台標識−11:21鉄橋休憩(2190m)11:26−11:52聖平小屋(宿泊)
3日目:聖平小屋(荷物デポ)5:07−5:23薊畑分岐−5:59小聖岳6:04−6:31休憩(2870m)6:36−6:52聖岳山頂7:00−7:58薊畑分岐−8:07聖平分岐−8:10聖平小屋(デポ荷取)8:34−8:36聖平分岐−9:09休憩(2440m)9:14−9:39休憩(2570m)9:44−10::06南岳山頂10:13−10:45上河内岳肩(デポ)10:49−10:59上河内岳山頂11:03−11:08上河内岳肩(デポ取)11:09−11:23奇岩竹内門(休憩)11:38−12:12茶臼小屋分岐(デポ)12:19−12:35茶臼岳山頂12:43−12:53茶臼小屋分岐(デポ取)−13:29茶臼小屋(宿泊)
4日目:茶臼小屋8:38−8:55樺段−9:04(1900m?標識)−9:09水場−9:23(1700m?標識)-9:31横窪沢小屋9:43−9:49横窪峠−10:03中の段−10:14(1300m?標識)−10:21鉄ハシゴ上−10:23鉄ハシゴ下−10:25ウソッコ沢出会−10:27ウソッコ沢小屋−10:33吊橋@−10:46(1100m?標識)−10:51吊橋A−10:57吊橋B−11:01吊橋C−11:20ヤレヤレ峠11:25−11:44畑薙大吊橋西−11:49畑薙大吊橋東−13:08畑薙第一ダム下駐車場
交通往路:9/9 8:19溝の口発−12:15畑薙第一ダム下駐車場着
交通復路 :9/12 13:15 畑薙第一ダム下駐車場発−赤石温泉入浴−18:10溝の口着

2007年の山に戻る